蛇ノ目の記

技術のことも。そうでないことも。

BPStudy#122に行ってきた - プログラミング教育について

10/20(金)に開催されたBPStudy #122に行ってきた。

bpstudy.connpass.com

今回のテーマはプログラミング教育について。二部構成でテーマはそれぞれ、子どもたちへのプログラミング教育、大人が対象のプログラミング教育だった。

第二部では評判が絶賛右肩上がりのPyQの開発チームも登壇した。PyQはPythonの基礎からWeb開発だけでなく機械学習にも対応、さらには初心者が見落としがちなPythonらしい書き方も学べるカリキュラムが登場している実際すごいオンライン学習サービスだ(ダイマ)。

CoderDojo柏代表の宮島さんの話に特に興味を惹かれた。現在、柏市では市内42校の全公立小学校でプログラミング教育が始まっており、CoderDojo柏はカリキュラム策定や教員への研修などをサポートしているとのことだった。技術を楽しむというCoderDojoの文化の入ったプログラミング教育は成功するだろう。2020年からの新しい学習指導要領では社会に開かれた教育というあり方が盛り込まれるそうだ。プログラミング言語の強みであるオープンソースとの相性が良さそうに感じる。市内に4つもCoderDojoの拠点がある柏市は稀有な例なのかもしれないが、それぞれの地域にあるエンジニアコミュニティと連携するなどして、開かれたプログラミング教育が始まればいいなと思う。ハードもソフトもメーカー系大手SIerの手が入って、開かれてないプログラミング教育になったりしたら割と悲しい。

それにしてもScratchでマイクラを作る小学生の話には驚かされた。Scratchという教育用言語で3DCGのゲームを作るなんて発想は大人にはなかなかできない。PyCon JP 2016で話題になったPython 2.7をdisる小学生といい、知の高速道路を突っ走っている感がすごい。2.7をdisった彼はPyCon JP 2017 ユースコーダーワークショップで講師の想定以上の開発力を発揮したなんていう噂を耳にした。来年あたりプロポーザル出してきても不思議じゃない。