蛇ノ目の記

技術のことも。そうでないことも。

ヤなことそっとミュート入門の最適解としての『Beyond The Blue』

12/23にヤなことそっとミュートのメジャーファーストアルバム『Beyond The Blue』が発売された。これが完全にヤナミュー入門の最適解だったので、その話。

TL;DR

  • まさに火力重視のアルバムだった

  • ヤナミュー入門に最適な一枚

  • 年末は『Beyond The Blue』でヤナミューに入門しよう

Beyond The Blue

新曲5曲に加え、メジャーファーストシングル収録の2曲(Afterglow, beyond the blue.)、セカンドシングル収録の2曲(フィラメント, Passenger)、ライブ盤のみ収録だった1曲(D.O.A)から成る10曲。

  1. 最果ての海
  2. Sing It Out
  3. Afterglow
  4. フィラメント
  5. オッド・ランド・オード
  6. 結晶世界
  7. D.O.A
  8. Passenger
  9. beyond the blue.
  10. 遮塔の東

また、初回限定盤及びサブスク配信には過去曲の新体制での再録版が含まれている。

  1. Lily (Re-vocal Edition)
  2. morning (Re-vocal Edition)
  3. am I (Re-vocal Edition)
  4. Any (Re-vocal Edition)
  5. HOLY GRAiL (Re-vocal Edition)
  6. ルーブルの空 (Re-vocal Edition)
  7. Stain (Re-vocal Edition)
  8. Nostalgia (Re-vocal Edition)
  9. レイライン (Re-vocal Edition)
  10. ラング (Re-vocal Edition)

火力重視

12/4の『間宮まにのヤなことFriday』にてまにさんは新アルバムを"火力重視"と表現していた。聴いてみると『最果ての海』からヤナミューらしいロックサウンドが襲ってくる。次ぐ『Sing It Out』は疾走感がたまらない。まさに「レベルを上げて火力で殴る」というような、メジャーデビューを経てより深みを増したヤナミューのロックサウンドの乱れ打ちである。 とはいえ、ずっと火力で攻めてくるだけではワンパターンになってしまう。だが、火力→エモ→火力→エモというように火力とエモのバランスが重点されていてしっかりと緩急が取れているのでご安心。「火力はなんとなくわかるけどエモってなんだよ」という向きもあると思うが、『Afterglow』や『beyond the blue.』、『遮塔の東』はまさにエモいのでとにかくアルバムを通しで全曲聴いてくれ(音楽を表現する語彙力の圧倒的な不足

ヤナミュー入門の最適解

一枚目から既にヤナミューらしさ全開でこれだけでも入門に適しているわけだが、再録盤である2枚目により完全に最適解となった。#ヤナミューセトリTwitter検索をすると、なでしこさんがライブごとにツイートしているセットリストが出てくるわけだが、再録版にはセットリストに出現する割合の高い曲が多く入っている。つまり、収録された曲を聴くだけで定番曲を押さえることができる。聴くしかないな?

試しに2020/01/05から2020/11/28に行われた28回のライブのセットリストを元に出現数を調べてみた。

Lily 20
morning 4
am I 5
Any 2
HOLY GRAiL 6
ルーブルの空 6
Stain 12
Nostalgia 3
レイライン 21
ラング 16

Lilyとレイラインの出現数すごいな。どちらも火力全振りのぶち上がる曲なので必聴。

2020年のヤナミューセトリのGistはこちら。 2020年ヤナミューセトリ · GitHub

Twitter Developer APIを使うほどでもなかったので、TweetDeckで#ヤナミューセトリ・author:@nadeshiko_YSMで絞ってコピペした。

雑に書いた集計スクリプトはこちら。 2020年ヤナミューセトリ集計スクリプト · GitHub

ちなみに集計結果全体は以下の通り。

{'AWAKE': 4,
 'Afteglow': 5,
 'Afterglow': 13,
 'Any': 2,
 'BLUE': 3,
 'Cry Out': 7,
 'D.O.A': 2,
 'Done': 2,
 'GHOST WORLD': 1,
 'Gifted': 14,
 'HOLY GRAiL': 6,
 'Into Yours': 4,
 'Just Breathe': 4,
 'Lily': 20,
 'No Known': 3,
 'No Regret': 2,
 'No known': 1,
 'Nostalgia': 3,
 'Palette': 2,
 'Passenger': 1,
 'Pastureland': 7,
 'Phantom calling': 1,
 'Reflection': 3,
 'Stain': 12,
 'am I': 5,
 'beyond the blue.': 2,
 'morning': 4,
 'orange': 3,
 'see inside': 1,
 'sputnik note': 3,
 'uronos': 3,
 'カナデルハ': 16,
 'クローサー': 4,
 'ツキノメ': 5,
 'フィラメント': 1,
 'ホロスコープ': 2,
 'ポケットにレベリー': 6,
 'ライカライロ': 6,
 'ラング': 16,
 'ルーブルの空': 6,
 'レイライン': 21,
 '天気雨と世界のパラード': 4,
 '燃えるパシフロラ': 1,
 '記憶とハーモニー': 6,
 '雨の栞': 12}

いつもセトリをツイートをしてくれるなでしこさんマジ感謝。

年末は『Beyond The Blue』でヤナミューに入門しよう

わずか80分で最新のヤナミューからライブ定番曲までを味わうことのできる『Beyond The Blue』で、この年末はヤナミューに入門するしかない。

年が明けて1月11日には『Beyond The Blue』を引っさげたライブが行われる。配信でも観れるので今からヤナミューに入門して、その熱量のままライブを楽しめる。つまり、今ヤナミューを聴かずして何をする、ということ。

https://twitter.com/YanakotoSM/status/1340250526496092161